理事長コラム「ススメのひらき」~AIと肉じゃが

AIとはどういう意味?

AIとは、「Artificial Intelligence(アーティフィシャル インテリジェンス)」の略称で人工知能という意味です。

人工知能の提議は明確ではありませんが、大雑把にいうと「人間の脳ができること、記憶や学習、推測や判断とか、をコンピューターに肩代わりさせる技術」です。

ちなみにロボットは、あらかじめ組み込まれた作業を行う以外は行えず、自立的に判断するAIとは異なります。

肉じゃがが分かるのはなぜ?

「これ何でしょう?」と尋ねられれば、「肉じゃが」と即答できるでしょう。

写真を見た人は瞬時に写っているモノ(芋、肉、たまねぎ、糸こんにゃく)と、今まで食べた料理の記憶や調理した経験を組み合わせ、総合的に「肉じゃが」と判断しているわけです。

当然のことですが、肉じゃがを初めて見た人は、芋と肉とたまねぎが写っているから「食べ物である」という判断はできるけど「肉じゃが」という料理名までは言えません。しかし、食べることも調理することもできないコンピュータがこの写真を「肉じゃが」と判断します。

下の写真は車のメーター部分の写真です。これだけの手がかりで車種名を言い当てます。

Googleレンズ機能を試しましょう。凄いです!

これがAIです。人と同じようにAIも自己学習を重ね、複数の情報を総合的に理解し判断ができるようになります。

紹介の例は画像認識に関してでしたが、単に文字の置き換えではなく前後の文脈を理解しながらのスムーズな翻訳(意訳)、数千万の病気の症状を学習し最も可能性の高い病名を導き出す、曜日や時間や天気を考慮した渋滞予測や信号機のコントロールなどAIの活用分野は今後さらに広がるでしょう。

上手に取り入れる

虹

エンジンの詳しい仕組みを知らなくても自動車が運転できるように、AIの詳しい仕組みを理解する必要はないですが、概要を知っておく必要はあります。知っていれば自分の生活に上手に取り入れることができ、より豊かな生活を送ることができるでしょう。

※参考「あれもこれもそうだった!?IoT×AIの〈超〉身近な活用事例10個!

今後も様々なデジタル技術が登場してきます。技術と人の橋渡しが当法人の役目と考え活動していきます。