理事長コラム「ススメのひらき」~スマホ上達の道

毎日の生活でICTの利活用が求められるようになりました。
特に、スマートフォンの利用は必須となっています。
連絡はLINE、買い物はスマホ決済、天気予報やニュースの確認、メモ代わりの写真、動画を観る、防災情報、市役所のお知らせ、QRコードなど。
好むと好まざるとにかかわらず、上手に利用する必要があり、反対に言えば上手に利用できなければ不利益を被るのが現状です。

「先生、スマホを使いこなせるようになるにはどうしたら良い?」
今回のコラムはスマホ上達の道です。

使いこなそうと思わない

なんだか、反対のことを言っていますが、これ大事です。
スマホはアプリを追加すると、でできることが増えます。
スマホの最大の特徴です。

<スマホでできること(一部)>
電話、検索(調べもの)、メール、写真や動画の撮影、音楽やビデオの視聴、LINEやFacebookなどSNS、地図(施設検索・経路案内)、ニュース(天気・防災情報)、カレンダー、ゲーム、翻訳、ネットショッピング、読書(電子書籍)、金融取引(株式・通貨)、健康管理

しかしながら、この特徴がかえってスマホを利用し始めたばかりの人を困らせます。
色々できるため、様々なアプリに手を出してしまい、操作方法が理解できず迷宮に迷い込みます。

「使いこなす」とは「多くのアプリ」を利用できるようになる事ではありません。
自分がスマホでやってみたいことをしっかりできるようになる事が「使いこなす」です。

「LINEで家族や知人とやり取りしたい」
「ウォーキングで歩数計としてスマホを利用したい」
「藤井聡太さんの将棋の中継を観たい」
「旅行の下調べに利用したい」

まずは、やってみたいことを一つ定める。
それができるようになる。
その後に、次にやってみたいことにチャレンジする。
枝葉を伸ばしていくイメージで。
気づけば大樹になっています。

毎日触る

早く上達したいなら、毎日スマホを触る理由を作ってください。
日々触ることで、操作方法や言葉(用語)に慣れてきます。

例えばアプリ内でよく見かける3つの点々「・・・」
この表示(アイコン)は「その他」とか「詳細」という意味をあらわしていることが多いです。
普段利用するアプリでこの表示の意味を理解していれば、別のアプリで同じ表示を見かけても戸惑うことはありません。

「位置情報」という言葉も頻度高く表示されます。
地図アプリで位置情報の意味が理解できていれば、天気アプリで表示されてもどう対処して良いか分かります。

スマホを確認したら、私は1日4時間スマホを触っているようです。
(これはこれで問題な気はしますが今日のところはお許しを)

私は主に情報収集のためにスマホを利用しています。
皆さんもスマホを毎日利用する「用事」を作ってください。
「天気予報を見る」「ニュースを見る」「ゲームをする」「YouTubeを観る」「写真を撮影する」「レシピを調べる」「家計簿をつける」
なんでも構いません。

継続は力なりという言葉の通りです。
毎日スマホを触りましょう。

相談相手を見つける

「毎日触れといっても変な画面が出てくるし、心配で触れんわ!」
とお叱りを受けます。

以下を気を付けていればトラブルに巻き込まれる可能性は極めて低くなります。
・お金関係の画面(課金、クレジットカード番号の入力など)が表示されたら何もしない
・個人情報の入力画面(住所、氏名、年齢など)が表示されたら何もしない
・アプリのインストール画面が表示されても作業をしない

そして、一番大事なことは、相談できる相手や場所を見つけておくことです。
近所の方、お友達、同じサークルの人など。
家族でも良いのですが遠慮が無いのでケンカにならないようお気を付けを。

「困ったら聞けばいいや」と思えば少し気が楽になりませんか?

まとめ

スマホの講師をしている中で、上達が早い方々共通の特徴を見つけました。
それは「結果オーライ」型の方々です。

自分のやりたいこと(目標)に突き進む。
考えるより先に画面を触っている。
多少の失敗は気にしない。

自転車とスマホの操作は似ています。
進行方向に目を向け、力みすぎず、こけることを恐れない。

少し「不真面目」にスマホを利用すれば上達しますよ。

ご案内

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【参加者募集】かんたんスマホ教室(長久手市まちづくりセンター)