理事長コラム「ススメのひらき」~浮き沈み

釣りの浮きが湖面に浮かんでいる様子

みなさん、こんにちは。デジサポの友次です。 そろそろ花粉の飛散状況が気になる季節になってきましたね。毎日チェックしているせいか、予報を見るだけで鼻がムズムズしてくるような気がします。テレビなどで花粉が「ぶわぁ~」と飛んでいる映像を見ると、それだけで少し心が沈んでしまいます。

便利なことに、今はスマホで花粉情報をすぐ確認できます。「花粉」と検索するだけでも最新情報が表示され、早めの対策に役立ちます。
今日は、そんな「便利なスマホ」が、ときに人を傷つける道具にもなってしまう話です。

冬季オリンピックや選挙の裏側で

イタリアで開催中のミラノ・コルティナ冬季オリンピックでは、日本人選手の活躍が続いています。
一方で、SNS上では選手に対して人格を否定するような投稿が相次ぎ、JOC(日本オリンピック委員会)が対策の中間総括を公表する事態になりました。報道によれば、わずか短期間で6万件を超える誹謗中傷投稿が確認され、削除依頼や法的措置の検討も進められています。

スポーツに限らず、選挙でも同じことが起きています。2月8日投票の衆議院議員総選挙のように社会の関心が高まる局面では、候補者本人だけでなく家族にまで攻撃が及ぶケースも報じられました。
意見や批判そのものは民主主義に欠かせません。けれど、根拠のない決めつけや脅し、人格否定は「議論」ではなく「言葉の暴力」です。

調査項目具体的な件数・割合出典・背景
五輪選手への投稿62,333件ミラノ・コルティナ五輪の中間報告(JOC発表、2026年2月12日時点)
選挙時のバッシング約26万件2月の衆院選にて、特定の候補者に集中したAI分析による投稿数
総務省への相談年間 6,000件超総務省「違法・有害情報相談センター」への相談件数(高止まり傾向)

「心ない言葉をアスリートに浴びせることは、尊厳を傷つけ、選手から力を奪ってしまう。やめてもらいたい」
(日本選手団・伊東秀仁団長、2026年2月13日の記者会見にて)

私たちができる「心の守り方」

便利な道具が、誰かを傷つける道具になってしまうのは本当に残念です。安心してデジタルを楽しむために、今日からできることを3つに絞って整理します。

1)送信前に「目の前チェック」
その言葉を、相手の目の前で言えるか。送信ボタンの前に一呼吸。

2)広める前に「本当かな?」
怒りをあおる投稿ほど拡散されやすいものです。出どころはどこか、事実か、切り取りではないか。まず疑ってみる。

3)「見ない」「離れる」を選んでいい
心無い言葉を見かけて心が疲れたら、スマホを置いてお茶でも一杯。情報から距離を取るのも立派な対策です。


インターネットは、本来、遠くの人と繋がったり、新しい発見があったりと、私たちの生活を豊かにしてくれるものです。

全部を完璧に理解しようとしなくても大丈夫です。自分なりの心地よい距離感を見つけながら、無理のない範囲で、賢く楽しく取り入れていきましょう。