理事長コラム「ススメのひらき」~スマホ利用料を安くする
総務省の平成30年版情報通信白書によると、スマートフォンの普及率は75.1%。
シニア層は使ってる人が少ないかと思いきや、MMD研究所の調査によりますと、65歳以上のスマホ保有率は59.8%と高め。
2010年にスマートフォンが登場し、わずか8年で一気に普及し、老若男女日常生活の道具として当たり前になりました。
世の中の仕組みもスマホありきの状態。
お買い物での支払いでスマホを利用したり、確定申告といった行政手続きもスマホでという状況です。
好むと好まざるとにかかわらずスマートフォンを使う生活が通常となりそれにあらがうことは既にできなくなりました。
そんな状況においては上手に使っていくことが賢明だと考えます。
「でも、ちょっと料金が高くて。」
スマホの料金
MMD研究所の調査によると、スマホの支払い額は8000円/月程度です。
ガラケーの1500円/月程度から考えると、約5倍。
スマホに変えようと思っても躊躇しますし、すでにスマホを利用中でも「ちょっと高いな」というのが本音ではないでしょうか。
毎月支払うものですから、少しでも毎月の料金を安くできれば大変結構なことです。
格安SIM
この表は大手3キャリア(docomo、au、softbank)と格安SIMの支払い額を比較したものです。
格安SIMとは大手3キャリア以外の通信会社(楽天モバイル、mineo、UQ mobile、Y!モバイル、LINEモバイル、OCNモバイルONEなど)とご理解ください。
大手3キャリア利用者は7~8000円、格安SIM利用者は1000円~2000円と毎月の支払い額に大きな差があります。
なぜそんなに金額の差が生じるのか。
安い理由
- 格安SIMは端末の料金が含まれていない
- 格安SIMは店舗が無い
- 格安SIMは通信設備を持っていない
1.格安SIMは端末の料金が含まれていない
大手3キャリアでスマホを契約すると端末(スマホそのもの)の購入と通信契約が一緒に行われます。このことをセット販売と呼びます。それに対して格安SIMでは端末と通信契約を別に行うことができます。このことを分離プランと呼びます。分離プランの場合、端末を自分で用意し、例えば家族が使っていたスマホを譲り受け通信契約を行えます。そうすると純粋に通信契約費のみの支払いとなり、結果毎月の支払い額が安くなります。最近では格安SIMでもセット販売を行うようになりましたが、通信契約料金が大手3キャリアよりそもそも安いのでセット販売で購入契約してもずいぶん安く利用することができます。
2.格安SIMは店舗が無い
街中を車で走れば大手キャリアの店舗を見かけますが、格安SIMの店舗はほとんど見かけません。店舗があれば賃料が生じますし、スタッフを配置する必要があり人件費が生じます。その費用がスマホの通信契約料金に上乗せされることは想像に難くないでしょう。それらが無い分格安SIMは通信契約料金が安くなっています。最近では店舗を設けている格安SIMも増えています。
3.格安SIMは通信設備を持っていない
大手3キャリアは全国に通信設備を所有しています。通信設備を維持するには年間5000~6000億円程度費用がかかります。それに対し格安SIMは通信設備を所有せず、大手3キャリアから借り受けし通信業をおこなっています。
「安くなるのは分かったけど、ちょっと不安」
大手3キャリアで安くする
契約の見直し
まとめ
料金 | 知識 | 手続 | |
格安SIM | 非常に安くなる | 必要 | |
MNP | やや安くなる | やや必要 | やや面倒 |
見直し | 簡単 |
- とにかく料金重視→格安SIM
- 三大キャリアで今より安く→MNP
- 通信会社そのままで安く→見直し