スマホコーチになろう!

生活とデジタル技術の融合が進み、スマートフォンやIoT家電などが日常生活に浸透し人々に大きな利便性をもたらしてます。分からないことがあればいつでも瞬時に調べることができ、世界中どこに居てもテレビ電話ができ、雨が降る前にスマホへ通知が届く。

一方で、これらを利用したり使いこなしたりできる人とそうでない人との間に生じる格差(デジタルデバイド)が社会問題となっています。新型コロナウイルスワクチン接種の予約時の混乱は記憶に新しいです。特に、高齢者層のデジタルデバイド是正への取り組みは、高齢者自身のQOL(生活の質)向上は基より、少子高齢化の状況下において社会システム維持のためにも早急に取り組むべき社会課題です。

皆様も「スマホコーチ」の一員となり、デジタルデバイド解消にご協力ください。

スマホコーチとは?

スマホコーチとは、スマホの取り扱いが苦手な高齢者が安心して利用できるよう「やさしくていねいに」助言する人のことです。当法人では、2012年の団体創立時より高齢者のICT利用をサポートする講座や相談会を実施し、また2019年からはスマホ相談を受ける市民ボランティアの育成を行ってきました。しかしながら、急速にデジタルシフトしていく中で、私どもだけで対応していくことに限界を感じています。そこで、ご家族や職場、地域で高齢者と接する機会が多い方に、高齢者のスマホ利用をサポートする「スマホコーチ」になっていただければと考えています。

スマホコーチになるには?

スマホコーチは個人的な活動です。特別な資格や登録、許可などは必要ありません。「高齢者のスマホ利用を助けてあげたい」という気持ちがあればOKです。ご両親やお知り合いの高齢者がスマホ操作に戸惑っていたら「やさしくていねいに」声をかけてあげてください。

こんな経験ありませんか?「何度も同じことを聞かれる」「カタカナ言葉が通じない」「怖がって触らない」「教えているうちに喧嘩になってしまう」。上手にサポートするにはスマホの知識よりも、高齢者の特徴(フィジカル・メンタル)を理解し応対する必要があります。

若い子にスマホのことを聞くと『触ればわかるよ』と言うけど、怖くて触れないの。飛んでる飛行機のコックピットで、操縦方法は触っていれば分かるよと言われても、触れないでしょ。年寄りはそんな気持ちでスマホを使ってるの。

スマホ相談会にお越しになった高齢者の方のお話

スマホコーチになるための本

高齢者のスマホ利用をサポートする際のコツをまとめた冊子を作成し無償公開しています。サポートする際のご参考になさってください。以下よりご覧いただけます。(PDF版冊子をダウンロードできます)。

高齢者からスマホについて質問されたときの応対集「スマホの教え方、教えます~スマホコーチになるための本」を発刊しました

もっと詳しく学びたい方は

不定期ですが講習会を開催しております。2,000時間以上のシニア向けスマホ講習会から得た応対方法のノウハウをお伝えしています。講習会の受講をご希望されるかたは下記よりお申し込みください。どなたでもご受講いただけます。受講いただきました方には「受講修了証」をお渡しいたします。
受講対象者:スマホコーチとして活動する意思のある方、高齢者と接する機会の多い方(自治会関係者、行政職員、民生委員、高齢者福祉事業関係者、民間事業者、ご家族など)

自治会や事業者様などスタッフ教育の一環として講習会の実施を希望される方は、出張講習会も可能です。こちらよりお問い合わせください。

【講習会の主な内容】
・教える人の心構え ~スマホの利用はストレスであることを理解して応対します。
・スマホの設定 ~ちょっとした設定変更を行うだけで使いやすくなります。
・知識 ~マナーやセキュリティといった知識を伝えることも教える側の大切な役割です。
・用語 ~質問には、正確な言葉の意味よりも、分かりやすさを優先し説明を行います。

積極的に活動をしたい方は

積極的にスマホコーチとして活動をしたい、ボランティアとして当法人の活動を支援していただける方は以下よりお問い合わせください。

【ボランティア募集】シニアにスマホを教える人/こどもにパソコンを教える人

メディア掲載

中日新聞様に「スマホコーチになろう!」講習会の様子が掲載されました。2022年9月27日(なごや東版)

中日新聞様にスマホコーチの取組を取材していただきました。2023年2月5日(なごや東版)「ひとズームアップ」

高齢の親にスマホの使い方を上手に教えるヒント|@DIME アットダイム

スマホコーチの取組を株式会社小学館が発行するトレンドマガジン「DIME」様に取り上げていただきました。