理事長コラム「ススメのひらき」~将棋はアナログじゃない!?
アナログとデジタル
二つの時計。どちらが「アナログ」でどちらが「デジタル」でしょう?
アナログは、連続した量(例えば時間)を他の連続した量(例えば角度)で表示すること。デジタルが連続量をとびとびな値(離散的な数値)として表現(標本化・量子化)することと対比される。時計や温度計などがその例である。
日本版Wikipedia「アナログ」より転載
デジタルとは、整数のような数値によって表現される(飛び飛びの値しかない)ということ。
日本版Wikipedia「デジタル」より転載
最初の時計は、秒針が有りいかにも「アナログ」風ではありますが、カチカチと1秒づつ時刻を表現していて、飛び飛びの値しかないので「デジタル」です。2番目の時計は、途切れなくスゥーっと連続した量で時刻を表現しているので「アナログ」です。
将棋はデジタルゲーム
それでは「将棋」はアナログかデジタルかどちらでしょう?
正解は「デジタル」です。
区切られた盤面上で、決まった数量の駒を順番に置き、段階的に進めていくゲームなので、その構造は正にデジタルです。
駒の動きを「後手 三(サン)一(イチ)角」とハッキリ(飛び飛びの値で)と表現します。
そういった意味では、囲碁も双六もジャンケンもソロバンも構造はデジタルです。
まとめ
将棋やジャンケンがデジタルと思うと、「デジタル」という言葉の印象が少し変わりましたか?身近に感じられましたか?
パソコンやスマホ、インターネットはデジタルを基にした新しいツール(道具)です。
これらの新しいデジタルツールと仲良くやっていくことが、今後さらに求められていきます。